2017年9月5日火曜日

8月の主催事業報告①

第2回 かがやき教室
  「万病の元! 歯周病のお話(8月22日)   
   ::参加者13組(22名)::
  心疾患、脳血管疾患、糖尿病、認知症など、多くの病気と関わりがあると言われている歯周病について、原因や予防法、病気との関連性について教えていただきました。  

 歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性の疾患で、心疾患や誤嚥性肺炎など、循環器系の病気はほとんど歯周病と関係があるといわれています。

 歯垢の蓄積によって多くの細菌が停滞し、炎症や腫れをおこし、虫歯や歯周病をひき起こします。ほかにも、かみ合わせ、不規則な食習慣、喫煙、ストレスなども歯周病を進行させる因子となります。進行すると、赤く腫れて出血したり、歯茎が下がって歯と歯の間に隙間ができたりします。初期の段階で対処しておかないと、歯を支える骨が溶けて歯が抜けてしまう危険性があります。
 
 口の中の細菌は、誤嚥や血液を経由し全身へと流れ、脳梗塞、誤嚥性肺炎、心筋梗塞、心内膜炎、動脈硬化、糖尿病、低体重児出産、早産、骨粗しょう症、認知症など、多くの病気と関わりがあると言われています。毎日の食生活を含めた生活習慣を見直し、歯周病を予防することが全身の生活習慣病を予防することにつながります。
◇◇歯磨きのコツ◇◇
  歯垢は、毎日の適切なブラッシングでほとんど除去することができます。
  食後30分を目安に、歯の1本1本を意識しながら、丁寧に磨きましょう。